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今日一日を精一杯生きる

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 今回は、以前にもこのコラムで取り上げた京セラ、KDDI、日本航空の経営に携わり、3社を成長・発展に導いた稲盛和夫氏の著書「魂の言葉108」の中からその一つを紹介させていただきます。

   人生とはその「今日一日」の積み重ね、「いま」の連続ほかなりません

 稲盛氏は、町工場の一つに過ぎなかった京セラを「世界一の会社にしよう」と社員に繰り返し話していました。来る日も来る日も単純な作業の仕事をこなす毎日でした。目の前の仕事を片付けていくだけで、一日が過ぎていきました。こんな状態で、世界一の会社ができるのだろうかと自問自答したこともあったそうです。しかし、その日その日の仕事を懸命にこなし、着実に努力を重ねることは、大きな目標に到達するためには不可欠なことに気づきました。老子の言葉に「千里の道も一歩から」ということわざがありますが、千里という長い道のりを行くのに、しっかりと地に足をつけて一歩ずつ進んでいかなければなりません。大きな夢も一日一日の積み重ねの果てにようやく実現できるものです。充実した素晴らしい人生を送るためには、いたずらに先のことについて思い煩ったり、将来について不安になったりしてはいけません。今この瞬間を懸命に努力することが大事です。「いま」を大切にするからこそ、未来が開けてくるのです。これこそ、大きな夢を実現するための唯一かつ最善の道なのではないでしょうか。

 人生100年時代の土台を築き上げるのは、間違いなく幼児期です。大切な幼児期の真っただ中にいる子どもたちの「今日一日」「いま」を充実したものにしてあげたいものです。

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