家訓

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 皆さんのご家庭には、家訓があるでしょうか。今回このコラムを作成するためにいろいろと調べたところネット上にこれはいいと思える家訓がたくさん出ておりました。残念ながら我が家にはそれらしきものがないまま子どもたちは成人してしまいました。今思うと、我が子の将来を見据えて家訓を設けておけばよかったと後悔しています。私の知り合いに「母親を大切にすること」を家訓にしている家族がいます。二人の息子さんたちはその教えを守り、文武両道、立派な大人に成長し、長男は弁護士、二男は医師として世の中の人々のために大きく貢献しています。最も身近な母親に感謝する気持ちを持たせることで、人に対する畏敬の念を教えたかったのではないかと思います。

 さて、哲学者であり、教育学者でもある森 信三先生は、躾の基本として3つの家訓を唱えています。それは、以下の通りです。

1 朝、必ず親に挨拶をすること。

2 親に呼ばれたら必ず、「はい」とハッキリ返事をすること。  

3 ハキモノを脱いだら、必ずそろえ、席を立ったら必ずイスを入れること。

 挨拶は、人間関係を築くために欠かせないものです。「はい」と返事をさせることで、素直に相手を受け入れる気持ちを育てようとしているものと思います。履物をそろえることは、今回もまた出てきました。それだけ誰もが大切に考えているということです。これは相手の立場に立って物事を考える基本となることです。この3つについて、大人が見本を見せることが大事であると綴っています。

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