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6つの「こ食」

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6つの「こ食」

   知育、徳育、体育という言葉を耳にしたことがあるかと思いますが、その3育の土台は食育にあるといわれています。食育は、心身の成長及び人格の形成に大きな影響を及ぼし、生涯にわたって健全な心と身体を培い、豊かな人間性を育んでいく基礎となるものです。しかし、食に関しては、さまざまな課題があります  。真っ先に思い浮かぶのは、大人も含めて朝食を食べない人が増えていることです。朝食をしっかりと食べる子どもは成績もよくなるという話を聞いたことがあると思います(朝食を食べたから勉強ができるようになったというよりも、朝食をしっかりと食べる基本的な生活習慣が身についているので、成績がよくなっているといった方がよいと思います)。また、小学校に勤務していた時に高学年になると、林間学園や修学旅行という宿泊の学校行事の引率をします。朝昼晩3食、子どもたちと食事をしていて気づくことは、残さず食べられる子の中には、旅行中に具合の悪くなる子は皆無です。しっかりと食べられる子は、健康的でエネルギーがあります。これは私自身の経験を通して、食の大切さを感じたことです。

   さて、以前食育の研修会に参加したときに6つ「こ食」という食育に関する問題点を教えていただきました。家庭のさまざまな事情で、どうしようもないこともあるかと思いますが、教えていただいたまま記します。

孤食…家族が不在の食卓で、ひとりで食事すること。好き嫌いを増やす原因になりやすい。好き嫌いを注意してくれる人がいないので、孤食が続くと、好きなものばかり食べる傾向になり、栄養が偏りがち。それに加えて、コミュニケーションが不足する。

個食…家族が揃っているのに、全員が自分の好きなものを食べること。「バラバラ食」ともいう。好きなものだけ食べるので栄養が偏り、好き嫌いを増やすことになる。

固食…自分の好きな決まったものしか食べないこと。栄養が偏るのはもちろん、キレやすいわがままな性格や肥満、生活習慣病を引き起こす原因にもなりかねない。

粉食…パンやピザ、パスタなど粉を使った主食を好んで食べること。米食と比べるとカロリーも高く、おかずも脂肪などが多くなり、栄養も偏りがちになる。

小食…いつも食欲がなく、少しの量しか食べないこと。また、ダイエットなどで食べる量を減らすこと。小食が続くと、発育に必要な栄養が足りなくなり、気力も続かず、無気力な子どもになりかねない。

濃食…加工食品など濃い味付けのものを食べること。塩分や糖分が多く、味覚そのものも鈍ってしまいます。またカロリー過多で肥満につながりやすい。

   北丘幼稚園では、幼稚園給食さんが栄養のバランスを考えた給食を提供してくださっております。お子様が健康的な生活を送るためにご家庭でも食の管理をお願いいたします。

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