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挨拶の習慣化

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 挨拶は、人と人との関係を築くうえでとても大切な要素です。日常生活の中で交わされる挨拶には、シンプルですが驚くほど深い力があります。挨拶は心をつなぎ、温かさや尊敬を伝える手段となります。例えば、「おはようございます」や「ありがとう」という言葉をかけるだけで、相手の心にちょっとした明るさをもたらします。さらに、挨拶をすることで、自分自身の心にもポジティブな影響を与え、より良い一日のスタートを切ることができるものです。特に子どもたちにとって、挨拶を習慣化することは、社会性や思いやりを育てるうえで重要です。挨拶の大切さを教えることで、周りの人々と良好な関係を築ける基盤を作ることができます。お互いの存在を認め合う第一歩としての挨拶は、シンプルでありながら、その効果は計り知れないものです。

 私自身も毎朝門の前に立って、北丘幼稚園の子ども達にも元気な挨拶を習慣化させたいと思っています。親御さんが挨拶させようとしても幼稚園の子ども達のなかには、ハードルの高さを感じている子も少なくないようです。先日の新聞記事にこんな記事が掲載されていました。18歳以上の子を持つ親を対象にしたインターネット調査によると、子どもが自ら挨拶できるようになった年齢の平均は4.9歳で、6歳以上と答えた親も3割以上いたそうです。「緊張や恥ずかしさがある」、「慎重になっている」、「タイミングがわからない」などが挨拶できない要因とされています。

 では、どうすればよいのでしょうか。宮城教育大学の佐藤教授は、親が手本となり、気持ちよく挨拶をする姿を見せることが大切であると言っています。子どもが朝起きたら、「おはよう」、手伝いをしてくれたら「ありがとう」、親戚や友人、行きつけのお店の店員さんなどに親しげに挨拶する。子どもはこうした親の行動を観察し、自然と真似るようになると。また、教育評論家の親野氏は、無理強いは禁物。「小さな声でいいよ」「ぺこりと会釈だけしようか」などと言ってハードルを下げ、それができたらほめて自信をつけさせることが大切であると言っています。挨拶を習慣化させるには、長い目で見て支援していくことが必要なようです。

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