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人生に必要な知恵はすべて幼稚園の砂場で学んだ

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 どこの幼稚園にも必ずある砂場。北丘幼稚園でも、人気の遊び場となっています。砂場で、お山を作って、トンネルを掘ったり、プラスティックの型に砂を入れてみたり、砂だんごを作ったりなど子どもたち同士で関わり、あるいは一人黙々と遊んでいます。実は幼稚園の砂場というのは、子どもたちにとって単なる遊び場以上のものだと私は認識しています。

「人生に必要な知恵はすべて幼稚園の砂場で学んだ」は、ロバート・フルガムのエッセイ集の題名です。興味深い題名でしたので、購入して読んでみました。「人生に必要な知恵はすべて幼稚園の砂場で学んだ」は、シンプルな真実を伝えています。砂場はある意味幼稚園ととらえてもいいかと思います。彼の理論は、人生の知恵は大学院という山のてっぺんにあるのではなく、幼稚園の砂場に埋まっている。そこで、「なんでもみんなで分け合うこと」「ずるをしないこと」「人をぶたないこと」「使ったものは必ず元のところに戻すこと」「散らかしたら自分で後片付けすること」「人のものに手を出さないこと」などなど。これからの人生の基となることを学んでいると言っております。基本的な人間関係の価値を幼稚園の砂場での経験を通じて自然と学んでいることの重要性を強調しています。これらの価値は、幼児期に培われ、大人になっても私たちの行動を形作る基盤となります。砂場での遊びは、子どもたちが社会性や問題解決能力を発達させるための自然な方法を提供します。彼らは、砂を使って創造的な遊びをし、友達と協力し、時には衝突を経験しながら、重要な人間関係のスキルを学びます。フルガム氏は、人生で本当に大切なことは、高度な教育を受けるよりも、幼稚園での基本的な教えから学ぶものであると述べています。彼のメッセージは、幼児教育の原点を再考するきっかけを提供していると思います。

 幼児期の遊びの価値を再認識し、子どもたちが毎日の遊びからどのようにして人生の教訓を学んでいくか、見守っていく必要があります。けっして大げさではなく、幼児期の遊びが、人生の知恵を学ぶための基盤となることを知っておくべきです。

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