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ちくちく言葉

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 保護者の皆様は、子どもたちから発せられる「ちくちく言葉」を耳にしたことがあるでしょうか。ちくちく言葉とは、相手の気持ちを傷つけたり、不快にさせたりするような言葉のことです。例えば、「バカ」「ブス」「キモイ」「デブ」「死ね」などを指します。幼児は、自分の感情や思いを伝えるために、言葉を選ぶ力がまだ十分に発達していないので、友だちやテレビなどの影響で、ちくちく言葉を覚えてしまうことがあります。

 先日の職員の打ち合わせの際にもこのことが話題になりました。子どもたちが、ちくちく言葉を口にしたら、ちくちく言葉がどんな意味を持っているのか、言われた人はどんな気持ちになるのか、職員全員が同じ歩調で指導していこうと確認しあいました。

 ちくちく言葉を改善させる方法として、ある資料によると、「バカという言葉は、頭が悪いという意味だよ。頭が悪いと言われたら、悲しくなったり、怒ったりするよね。それに、バカという言葉を使うと、相手と仲良くできなくなっちゃうよ」と話すのがよいと説明されていました。また、ちくちく言葉を使わないで済む代わりの言葉を教えることも大切であるとも書かれていました。子どもたちは、自分の感情や思いを伝えるために、ちくちく言葉を使ってしまうことがあります。しかし、ちくちく言葉以外にも、自分の気持ちを表現できる言葉はたくさんあります。大人は、子どもたちに、ちくちく言葉を使わないで済む代わりの言葉を教えてあげるべきです。大切なことの一つに、子どもは大人の言動に影響を受けやすいので、大人の我々がちくちく言葉を使わないように見本を示すことと言われています。テレビやインターネットなどで、ちくちく言葉を使っている人や場面があったら、子どもたちに「あの人は、どうしてあんな言葉を使っているのかな?」「あの人は、相手の気持ちを考えていないよね。だから、仲良くできないんだよ」というようにコメントするそうです。

 子どもたちがちくちく言葉を使わないようにすることは、相手への思いやりや社会性を育むことになります。北丘の子どもの中からちくちく言葉とは反対の「ふわふわ言葉」でいっぱいになるよう保護者の皆様にもご協力願います。

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