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子どもを幸せにするしつけ

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 11月は、児童虐待防止月間です。児童虐待の予防と対策に関する啓発を行う機会です。児童虐待は、子どもの権利や健全な発達を侵害する重大な人権問題です。児童虐待には、身体的な暴力や性的な被害だけでなく、感情的な虐待やネグレクト(育児放棄)も含まれます。子どもだけでなく、親自身や家族にも深刻な影響を及ぼすものです。

 虐待して子どもを死亡させてしまった親の言葉の中に「しつけのつもりだった……。」という言い訳を聞くことがあります。それは、「𠮟ることがしつけになる」と誤解していることから始まります。しつけとは、子どもが自立して幸せに生きることができるよう、基本的な生活習慣や社会的なマナーを親が子に伝える行為です。しかし、ほとんどの親は、漠然とした子ども像を持っていて、期待した通りにならないと、しつけと称して小言を言ってしまうそうです。私自身もそうでした。自分が親の責任を果たしているかのように、毎日のように小言を言ってしまっていたように思います。子どもからすると、「あなたは理想の子じゃない」と言い続けられているようなものです。子どもには、愛されていないと伝わってしまいます。いい子になるようにと思って、言っていることが実は反対の結果になってしまい、子どもとの溝が深まってしまいます。

 それではどうすればよいのでしょうか。「子どもの心のコーチング」の著者である菅原裕子さんは、「ルールを決めること」と述べています。ルールを盾にとって、この通りにしなさいと押し付けるのではなく、乳幼児期から親の枠組みを子どもに伝え続けることだそうです。その方法として、以前私もこのコラムに掲載しましたが、「お母さんは○○してくれてうれしい」「私は、あなたの○○のところがいいの」「パパは、○○が○○してくれるとうれしいな」などアイメッセージを送ることがいいそうです。

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