TOP > 北丘幼稚園での毎日 > 躾とは?

躾とは?

  • LINEで送る
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

「躾」は「しつけ」と読みます。文字通り「身」を「美」しく、礼儀作法をその人に身につくように教え込むといった意味があります。その人自身を伸ばし、社会で自立できるようにサポートするといった意味もあります。社会で自立するためには、礼儀作法は重要です。礼儀作法を中心に教えていく、行いがしつけとなります。また、厚生労働省では、子どもの人格や才能などを伸ばし社会において自立した生活を送ることができるようにサポートする行為とされています。このようにしつけとは、子どものこれからのことを考え、社会で問題なく暮らしていくことができるように大人がサポートすることを意味するものとなります。

   幼児期の子どもは、自分の好きなことをいつまでもやり続けるようとすることはよくあります。しかし、親は先のことを考え、やめさせなければなりません。例えば、公園で遊んでそろそろ帰らなければならなくなった時に「まだ、遊んでいたい」子どもが言い出したとします。そんなときにどのように親が対応するかが大切です。子どもは、「親と一緒に帰ってご飯を食べる」という選択と、「もう少し遊んでいたい」という思いの中で揺れ動きます。何かにつけ自分に与えられた選択を考え、選ぶという体験を重ねた子どもは、自分の心を律することを学ぶことができるそうです。帰らないという子どもの手を強引に引っ張って家に連れて帰っては、葛藤の機会を失ってしまいます。また、「せっかく遊びたがっているのだから連れて帰るのはかわいそう」と遊ばせておくのは、結果として子どもの言いなりになってしまいます。この場合は、もっと遊びたいという思いをコントロールして、親と一緒に家に帰る決断をしなければなりません。

 しつけとは、子どもを自立させるためのものです。子どもが自分で考え、自分はどうしたら良いかを決めるプロセスを繰り返すことで、自分の心と行動をコントロールする術を身につけていくことが大切です。                                                                                                                               参考資料 子どもの心のコーチング【しつけ編】
  • LINEで送る
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

お問い合わせ

入園に関すること、園内見学などの
お問い合わせは、こちらまで。

お問い合わせ