先日、教員時代の同僚から「サードプレイス」という言葉を教えてもらいました。サードプレイスとは、家庭（第1の場）でも職場（第2の場）でもない第3のとびきり居心地の良い場所という意味だそうです。小学校で働いていた時に先輩の先生からよく「学校と家との往復になってはいけない、好きなことをする趣味の時間が教員にも必要だ」と言われてきました。自分自身を振り返ってみると、若いころは仕事場と家との往復になってしまい、今となってはサードプレイスの場がなかったなと反省しきりです。
そこで、サードプレイスについてインターネットで調べてみました。人々がリラックスできる場所を持てるようになれば、人と人との関わりの中で、新たな意識を育てていくことができるとのこと。サードプレイスが充実し、居心地のいい場所でリラックスして過ごすことができれば、心身をリフレッシュすることもできるでしょう。また、サードプレイスを上手に活用できれば、ストレスが軽減され、自己肯定感が高まり、人と社会との関わり方も良くなると考えられます。
サードプレイスのとらえ方は、人によって違ってくるかと思います。大人では、居酒屋、喫茶店、趣味の時間、買い物、スポーツジムといったところでしょうか。幼児に当てはめると、家庭でもない幼稚園でもない第3のとびきり居心地の良い場所ということですから、公園や公共施設、預かりの施設、習い事、親せきの家などでしょうか。いずれにしても生活を豊かにするために、大人も子どももサードプレイスという第３の居心地のいい場を大切にしていきたいものです。
