
日差しのぬくもりに春の気配が感じられるようになりました。「光陰矢の如し」と申しますが、月日の流れは本当に早いもので修了式を終え、今年度も残りわずかとなりました。この季節になると、過去に卒業させた子どもたちのことを思い出しながら、卒業ソングを耳にしてしまいます。子どもたちが新しい世界へ踏み出す姿は誇らしく、同時に一緒に過ごす日々が終わるのだと思うと、寂しい気持ちになります。卒園した年長児の皆さんには、小学校という新しい舞台で、自分らしく、のびのびと、そして何より“楽しく”過ごしてほしいと願っています。北丘幼稚園で育んだ心の根っこは、必ずやこれからの人生を支えてくれるはずです。
さて、今年度も、私たちは「遊びを通して非認知能力を育む」ことを大切にして、広い園庭で仲間と関わりながら遊ぶ時間を確保してきました。時には友達とぶつかり、涙することもあったでしょう。しかし、私はその一つ一つを“成長の証”として見つめてきました。子どもは、順調な日だけで育つわけではありません。悔しさや葛藤を経験しながら、少しずつたくましくなっていくものです。私たち職員は、その過程に寄り添い、子どもたちの力を信じて支えてまいりました。どうかご家庭でも、お子様とともにこの一年を振り返り、「こんなに大きくなったね」「こんなことができるようになったね」と言葉にして伝えてあげてください。子どもにとって、それは何よりのご褒美になります。
今回が今年度最後のコラムとなります。「おうちえん」「ホームページ」「ライン」「インスタグラム」など、園としても情報発信の幅を広げ、内容の充実に努めてまいりました。本コラム「園長からのお知らせ」は週1回更新し、4年間で199回を数えました。来年度は、ホームページをリニューアルし、より見やすく、より伝わる形で皆様に情報をお届けできるよう準備を進めています。1年間、園の発信に耳を傾けてくださったことに心より感謝申し上げます。令和8年度も、子どもたちの“今”を大切にしながら、共に歩んでまいりたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。



