海の向こうアメリカ大リーグでは、大谷選手が野球の神様ベーブルース以来１０４年ぶりに２桁勝利、２桁ホームランの偉業を達成しました。大谷選手が令和の名選手なら、平成の名選手といえば誰もがイチロー選手の名前を挙げることでしょう。日本で９年、アメリカで１９年。積み上げた安打は4367本。日米での首位打者、盗塁王、最多安打、ゴールデングラブ賞など数々の偉業をなし遂げました。日本のファンもアメリカのファンも、彼の華麗なプレーにたくさんの勇気と感動を与えてもらいました。言わずと知れた記録と記憶に残る名選手です。
なぜ、イチロー選手はこれだけの成績を残せたのでしょうか。その一つの要因は、準備力に優れているからと言われています。調子がいいにもかかわらず先発を外されたときにも、くさらずに身体をベストの状態につくりあげます。また、バットやグラブなど自分の使用する道具の手入れをいつも入念に行います。よく真似をする人もいますが、どんなときでも同じ気持ちで打席に立てるようにルーチンが決まっています。最高のパフォーマンスが出せるように日々最大限の努力をしているのです。このことが４５歳まで現役で活躍できた要因となっているのは間違いないと思います。
イチロー選手は著書の中で「今まで自分がやってきたことを、しっかりと継続することが、イチローという選手の能力を引き出すためには、はずせないことです」と述べています。まさに「継続は力なり」「いざは普段なり」、日々の準備の大切さを教えられます。２学期は幼稚園最大の行事である運動会を１０月に予定しています。子どもたちにもしっかりと準備をさせて、本番に臨ませたいと思います。
