TOP > 北丘幼稚園での毎日 > 没頭力とは?

没頭力とは?

  • LINEで送る
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

没頭力とは?

先日、パンダルームを覗いたところ、ある男児が黙々とパズルに興じている姿を目にしました。声をかけるのもはばかられるほどでした。普段は、とても元気なお子さんで、園内を元気に飛び回っている姿をよく目にしていましたので、いつもとは違ったすばらしい一面に遭遇することができたうれしさを感じました。

今から4年ほど前になりますが、小学校3年生の学年行事で、医師による講演会がありました。その話のなかに没頭力という言葉がでてきました。没頭というのは、広辞苑によると「何もかも忘れて、物事に熱中すること」と記されています。講師の先生は、3年生の子どもたちに向けて、没頭できるものを持って欲しいと話していました。私がそのときに思い出したのは、松戸市で何度もご講演いただいている東北大学教授の川島隆太先生の話です。勉強に没頭していても傍らにスマートフォンがあると、視界に入っていなくても音がするだけで集中できなくなってしまう。ですから、子どもにはスマートフォンを持たせない。持たせるにしてもできるだけ遅くする。すでにもっている場合には、できるだけ使わせない。もしくは、1時間未満に抑える(きっちりと1時間でやめられる子は、自制心が育つため学力が高くなることが統計上で示されている)ことが重要である。勉強する場所で、没頭力を妨げることは、絶対に避けなければいけないと強く述べられていました。参加していた保護者の方は、もっと早くこの話を聞きたかったと口々に感想を漏らしていたのを記憶しております。

大人の役割として、子どもたちが物事に没頭できる環境を作っていくことが非常に大切であると思います。

 

  • LINEで送る
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

お問い合わせ

入園に関すること、園内見学などの
お問い合わせは、こちらまで。

お問い合わせ