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1日60分の運動遊びを

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1日60分の運動遊びを
 今から、10年ほど前になりますが、文部科学省が、幼児期運動指針を出しました。一般的に、子どもが体の動かし方を覚えるのは幼児期だと言われています。ところが、少子化や都市化によって集団で遊ぶ機会が減少し、家庭でもお手伝いなどで体を動かす経験が減ってきました。昨今のコロナ禍が、これに拍車をかけています。全国体力・運動能力、運動習慣等調査報告書によると、スクリーンタイム(平日1日当たりのテレビ、スマホ、ゲームなどによる映像の視聴時間のこと)が長時間化していることがわかります。子どもたちを取り巻く環境の変化により、十分に体を動かす機会が減少していることは、喫緊の課題となっています。
 運動は脳の働きとも密接な関係があると言われています。脳は運動する中で、物事を判断したり、二つのことを同時に行ったり、予測したりしています。これは、運動面に限らず、実は勉強の時にも活用されています。運動が好きになり、たくさん取り組むことで、活動量が増え、運動能力が高くなります。そして、最近の研究によると、運動している子は、10歳くらいから学力も大きく伸びることがわかってきたそうです。
 幼児期運動指針では、「幼児はさまざまな遊びを中心に毎日、合計60分以上、楽しく体を動かすことが大切です。」と目安の時間を示しています。合計と言っているのは、楽しく体を動かす遊びを中心に、散歩やお手伝いなども含めて考えています。体を動かす機会を幼稚園、保育所と家庭とで増やしていくことがねらいです。
 北丘幼稚園は、遊びを通して、人間形成の基礎を培うことを教育・保育の方針にしています。広い園庭で友達や先生と思う存分遊ぶことができます。専任の体育講師が週一回、計画的に運動遊びの指導をしています。運動遊びを通して、体力・運動能力の向上はもとより、健康な体づくり、意欲的な心の育成、社会適応力、認知的な能力を養っていきたいと思います。
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