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デジタルデトックス

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 子どもを取り巻く環境は、大きく変化し、社会は少子化が進み、デジタル化が急速に進んでいます。国の調査によると、中高生の大半が自分のスマホを持ち、小学生も10歳以上は7割が所持しています。幼稚園の子ども達の話題も動画サイトから得ているものが多いように感じています。利用の目的は、いずれも動画視聴がトップで、ゲームなどが続きます。勉強やSNSでの友達との連絡などを含め、幼い頃からスマホやタブレットに触れる機会が増えています。それに伴い、依存の問題が深刻化してきています。小中高生が平日にデジタル機器を使用する時間は1日当たり5時間を超えています。過度な使用は、集中力の低下や睡眠の質の悪化、社会性の発達への影響など、さまざまな問題を引き起こす可能性があります。

 最近は、デジタル機器から一定時間は慣れて過ごす「デジタルデトックス」や「デジタルダイエット」の取り組みが広がりつつあります。例えば、当たり前のことですが、「食事中はスマホを使わない」「寝る1時間前はスクリーンを見ない」などの家庭内でルールを作り、デジタル機器の代わりに、絵本の読み聞かせや外遊び、アート活動などを取り入れることが大切です。子どもだけでなく、親もデジタルデトックスを意識することで、家族全員で楽しみながら取り組むことができます。その結果、親子のコミュニケーションが深まり、子どもの創造力や想像力が育まれ、身体を動かす時間が増え、健康的な生活が送ることができ、情緒が安定し、イライラが減ると言われています。

 デジタルデトックスは、子どもの健やかな成長をサポートするための大切な取り組みです。欧米では、すでにSNSによる負の影響を深刻にとらえ、子どもの利用を規制する動きが出てきています。

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