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子どもには遊ぶ権利がある

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 新聞記事によると、子どもの遊ぶ権利は1989年に国連で採択された「子どもの権利条約」の中に記されています。子どもの権利条約では、子どもが「遊ぶこと」を権利として保障しています。これは、学ぶことと同じくらい大切であり、子どもの健やかな成長に欠かせない営みだという世界的な合意です。昨年3月には、ベトナムなどの提案で、毎年6月11日を「国際遊びの日」とすることが国連で採択されました。戦争、紛争などで世界的に子どもの遊びが制限される中遊びの意義を啓発する動きが広がっています。日本でも少子化に加え、都市化で遊び場の減少が進んだり、過疎化で子どもの集団遊びができなくなったりしている現状があります。また、塾通いや習い事で子どもが多忙になっていることや子どもが公園で遊ぶ声への苦情も増えてきています。

 遊びには、以下のような力があるとされています。

思考力と創造力:空想の世界で自由に遊ぶことで、子どもは自分で考える力を育てます。

社会性と感情の発達:友達とのやりとり、ケンカや仲直りを通じて、人との関係を築いていきます。

身体的発育:走ったり転んだりすることで、自分の体と世界の関係を体感します。

 子どもの遊びを「無駄」と思わず、むしろ「人生の土台」として大切にしてほしいです。遊びを通じて、自分と向き合い、他者とのかかわりを知ります。遊びは子どもにとって生きることそのものであり、大人になるための準備として不可欠です。お子さんが泥だらけになって帰ってきたら、「今日もよく遊んできたね」と声をかけて欲しいと思います。

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