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学びの芽生え

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 「学びの芽生え」とは、学ぶということを意識しているのではなく、楽しいことや好きなことに集中することを通して、さまざまなことを学んでいくことであり、幼児期における遊びがこれに当たります。幼稚園は、子どもたちが社会に出る前の重要なステップであり、「学びの芽生え」を育む場として非常に重要な役割を果たしています。幼児期における遊びは、「何して遊ぶ」「誰と遊ぶ」「いつから遊び始める」「いつまで遊ぶ」「どんな材料や道具を使う」「それはどこにある」「どのくらい必要」など考えなければならないことがたくさん生じます。遊びが思考を深め、イメージを形成していきます。遊びは、幼児にとって、単なる娯楽ではなく、認知的、社会的、感情的発達を促進する教育的活動として認識されています。この時期に培われる非認知能力は、粘り強さや協調性、自信、自制心など、子どもの将来の学業や社会生活に大きな影響を与えるとされています。

 幼稚園教育は、子どもたちが自分の興味や好奇心を追求し、自ら問題を発見し解決する力を育むための基盤を提供します。このような教育環境は、子どもたちが児童期への「自覚的な学び」へと移行するための土台となり、小学校教育へのスムーズな接続を促進します。幼稚園での経験は、子どもたちが新しい環境や課題に対して積極的に取り組む意欲を育み、学びのプロセスを楽しむことを学ぶための重要な機会となります。大人は、子どもたちの「学びの芽生え」を支援することで、子どもたちに学びを自分のものとして認識させ、自立した学習者へと成長させることができます。

               参考資料 これからの保幼小接続カリュキュラム 木下 光二 著

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