毎年6月4日から10日までの1週間は、厚生労働省や日本歯科医師会が「歯と口の健康週間」として啓発活動を行っています。北丘幼稚園でも本日、歯科検診を行いました。健康なきれいな歯をしている子どもが多かったように思います。しかし、中にはむし歯のある子もいました。歯の寿命は50~60年と言われ、高齢になると歯を失ってしまう方が多くなります。私自身も子どもの頃のむし歯によって歯を失い、今となっては、もっと気をつけていればよかったととても後悔しています。むし歯のあった子には、手紙を配付いたしますが、一日も早く治療してほしいと思います。
歯には再生能力がないと言われています。人間の体の他の部分には再生する力がありますが、歯は一度失われると元通りにはならないため、予防が何よりも重要となります。むし歯予防には、わかりきったことかもしれませんが、正しい歯磨きをすること、定期的な歯科検診を受けること、そしてバランスの取れた食事を心がけることが重要です。特に、幼少期における歯のケアは、将来的な口腔内の健康を大きく左右するため、大人が正しい知識を持つことが大切であると言われています。歯は、食事以外にも発音を助ける、運動機能を助ける、脳の働きを助けるといった大切な役割を持っています。歯の健康は全身の健康に影響を及ぼすため、教育的取り組みが非常に大切であると言えます。参考に日本口腔保健協会の歯と口の健康チェックを載せておきます。
□歯が何本はえているか知っている □歯の表面がツルツル・ツヤツヤしている □奥歯はデンタルミラーで見ている □毎日、仕上げみがきをしている □おやつは、栄養を考えて手作りしている □かかりつけ歯医者さんがいる □フッ化物配合歯みがき剤を使っている
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