就学前の子どもたちが参加している未就教室を見ていたとき、ある女の子が何をするにもニコニコしながら嬉々として物事に取り組んでいる姿が、とてもステキだなあと感じました。あれだけ物事に喜んで取り組んでもらえると、それを提供する側もとてもうれしくなります。そして、さらに頑張ろうという気持ちも自然と生まれてくるものです。
さて、以前にもこのコラムで紹介した「同じ勉強をしていてなぜ差がつくのか？」の著者石田勝紀さんは、「積極的思考によって、脳が活性化し、勉強や仕事のパフォーマンスが上がる」と述べています。消極的思考を積極的思考に変えるためにきっかけとなる言葉も紹介しています。それは、「楽しむには？」です。「目の前のつまらないことを楽しむにはどうしたら良いか」と問いかけます。この言葉は不思議な力を持っており、問いかけられた人は、自然と楽しむ方法を考え出してしまいます。大人の社会で、同じ仕事をしていて出世に差がつくのは、楽しんで仕事をしているかどうかだそうです。楽しくない仕事でもどうすれば、楽しくなるかを考え、実行していくことが大切とのことです。
子どもは、大人の姿を見て学んでいくと言われています。大人が物事に楽しんでいる姿を見せることが大切です。大人の言うことを聞かない子どもも、大人のやっていることは真似すると言われています。ということで、私自身は幼稚園の仕事を楽しんでいます。
