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子どもは親から渡された言葉で自分を知る

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   新年あけましておめでとうございます。今年は辰年です。辰年は陽の気が動いて万物が振動する年といわれています。そして、活力旺盛になって大きく成長し、形が整う年だといわれています。 また、たつ(竜、龍)は十二支の中で唯一空想上の生き物で、権力や隆盛の象徴であることから、出世や権力に大きく関わる年といわれています。たつ(竜、龍)にあやかって、今年1年もいい年でありますよう心よりお祈り申し上げます。

   さて、話は変わりますが、子どもは親から渡された言葉で自分を知るという話を聞いたことがあるでしょうか。親の言葉は子どもの自己肯定感や自尊心に大きな影響を与えることは、間違いのないところです。親が子どもに対して肯定的な言葉をかけると、子どもは自分の価値を認められていると感じます。逆に、親が子どもに対して否定的な言葉をかけると、子どもは自分の価値を否定されていると感じます。このように、親の言葉は子どもの自己像を形成する重要な要素となります。

「子どもの頭のよさを引き出す 親の言いかえ辞典」の著者 小川 大介氏は、以下のように述べています。親から見たありのままの子どもの姿に「ポジティブな言葉」を一言添えてあげると、明るい未来へのイメージを渡すことができる。例えば、「あなたは細かいことに気がつくことができるので、お医者さんとかエンジニアに向いているかもしれないね」「あなたは初めて行くところでもへっちゃらだから、将来はどこかの国で暮らしているかもしれないね」などなど。気をつけて欲しいことは、親の願望を押し付けないようにすることです。伝えるのはあくまで親から見た子どものありのままの姿、そこから想像できる将来の姿で、「あなたの今の姿はこんな感じだよ」とその子の特徴を伝え、その子の持っている強みを教えてあげることです。親の言葉は、子どもにとっては、まさに自分を写し出す鏡のようなものなのです。

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