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ゲームがやめられない

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 冬休みが始まって1週間たちますが、お子様は元気に過ごしているでしょうか。いろいろな体験をしているでしょうか。できるお手伝いをしているでしょうか。毎日、何時間もゲームばかりやっている子のいないことを祈っております。
 さて、私が小学校の教員をしていたころ、保護者の方から子どもが「ゲームがやめられない。どうしたらよいでしょうか。」という相談を受けることがありました。ゲームは子どもの発達にとって有益な面もありますが、やりすぎると様々な問題が起こることは周知のとおりです。ゲームに夢中になりすぎて、勉強や運動をおろそかにしたり、睡眠不足や視力低下を引き起こしたりします。暴力的な内容のゲームに影響されて、中には攻撃的な行動をとる可能性のあるとも言われています。
 これらの弊害を防ぐためには、親としてどのような対策をとればよいでしょうか?当たり前のことですが、ゲームの時間を制限することです。一日にどれくらいゲームをさせるか、どんな時間帯にさせるか、どんな場所でさせるかなどを決めておく必要があります。しかし、それがなかなか守れない子どもが多いのが、現状ではないかと思います。「親の言いかえ辞典」の著者小川大介さんは、「いつまでゲームをしているの。」と言うのではなく、「今日は、どこまでクリアしたいの。」と言い換えるのがよいと言っています。目標を設定させ、「時間がかかるとしたら、どれくらいかかりそう。」と、時間の上限を意識させるそうです。親子の間で長くても30分など、上限の時間を決めることで、ゲームに遊ばれる状態を防ぐことができます。また、ゲーム以外の楽しみや趣味を見つけることも大切です。遊びやスポーツ、読書や絵画など、子どもの才能や好みに合わせて様々な活動を提供することで、子どもの視野を広げることができます。
 子どもをゲーム依存から守るのは、親の大切な役目です。後悔のないようにしてほしいと思います。

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