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予防できる怒り

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 タレントでモノマネ芸人の横澤 夏子さんは、3人の子どもの母親でもあります。その横澤さんが新聞のコラムに自身の子育てに関する記事を掲載していました。

 子どもを怒って3秒後に反省が始まります。「何でこんなことで怒ってしまったんだろう」「もっと違う言い方をすればよかった」「またやってしまった」……。誰しも怒ることには労力を必要とし、後悔の念があるものです。そこで横澤さんは、怒りを分析してみました。すると思った以上にシンプルな原因にたどり着きました。例えば、寝る前にお茶を飲み、吐き出してしまったとき、わざとじゃないとわかっていてもパジャマを着替えさせなければならないのが嫌で、つい怒ってしまいました。それなら、最初からこぼしても困らないようにお風呂上りに裸のまま飲ませればいい。つまり、怒らないで済むような環境、状況をつくればいいことに気づいたそうです。

 インターネットで似たような具体的実践例が掲載されていましたので、紹介します。

・部屋が散らかるのが嫌なら、おもちゃの数を減らす。
・片付けられる子にしたいなら、子どもでも片付けやすい収納にする。
・触ってほしくないものは、最初から子どもが触れる場所に置かない。
・トイレのマットがおしっこで汚れて腹が立つなら、トイレのマットを敷かない。(マットを洗濯するより床を拭くほうが簡単)
・食事中に飲み物をこぼされて嫌なら、牛乳やジュースは出さず水にする。(ベタベタしないし、シミにならないから)
・洗濯機の中を砂だらけにしたくないなら、ズボンのうしろのポケットを全部縫いつける。(砂遊びの場合、うしろのポケットに砂が入りやすいから)
・破られた障子やふすまを、いちいち貼り直さない。(障子はむしろ逆に、紙をすべてはがしてしまうのがおすすめ)
・朝の着替えが遅いなら、保育園に行く服装で寝かせる。
・夏でもセーターで保育園に行きたがったり、夏なのに毛布を掛けて汗だくで寝たりするなど、大人には理解できない謎のこだわりがある場合は、自分(親)に被害がないことであれば好きにやらせる。
・ゴミをゴミ箱に捨てさせたいときは、簡易的なゴミ箱をテーブルの上に設置する。あるいは部屋の4カ所くらいに設置する。
 いかがでしたでしょうか。かなり過激で、どうかと思うものもあるかもしれませんが、「工夫」と「諦め」を組み合わせて、日々の生活から親の怒りの原因を取り除き、まずは子どもを叱りたくなる状況をなくしていくことが大切とのことです。

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