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サッカー日本代表チームのキャプテンというと誰を思い浮かべるでしょうか。「長谷部 誠」選手の名前を思い浮かべる方もいるのではないかと思います。南アフリカワールドカップやアジアカップなどでキャプテンとして活躍しました。長谷部選手は本人いわく、足が速いとか、ドリブルがうまいなど人より秀でるところがなく、特徴のない選手だったそうです。しかし、心を整える方法を実践し、第一線で活躍する選手となりました。その長谷部選手の著書を久しぶりに読み返してみました。
著書「心を整える」には、勝利をたぐり寄せるための５６もの習慣が記されています。「マイナス発言は自分を後退させる」「頑張っている人の姿を目に焼きつける」「組織の穴を埋める」「遅刻が努力を無駄にする」などなど……。その中で、「整理整頓は、人生の半分である」というドイツのことわざを記した箇所があります。これは、日頃から整理整頓を心がけていていれば、生活や仕事に規律や秩序をもたらす。だから整理整頓は人生の半分と言えるくらい大切であるという意味だそうです。長谷部選手も試合に負けたときには、部屋が散らかってしまうことがあるそうです。そんなときにこそ、面倒がらずに部屋をきれいにすれば、気分が晴れやかになるというのです。きれいになった部屋を見れば、誰だって心が落ち着きます。心がもやもやした時に身体を動かして心の掃除もかねて、整理整頓しているそうです。
私は経験上、子どもたちも整理整頓された環境で育てられれば、心が整い、情緒的に安定していくことに疑いの余地はないと思っております。
