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聞く力を育てるには

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   しっかりと人の話を聞ける子と、聞けない子とでは学習面やコミュニケーションにおいて大変大きな違いがあります。有事に命を守ることにもつながります。小学校の授業では、10年ほど前から話すことや聞くことに特化した授業が行われるようになりました。概要は、以下のようになります。まずペアになり、一方が話し手、もう一方が聞き手になります。聞き手は、1回目は話し手の話に一切うなずかず、無表情を装います。2回目は、相手の話にうなずきながら、時には相づちを打ちながら聞きます。その後、話し手に感想を聞きます。すると、1回目の方は「話し続けるのが嫌になった」「怒られているようだった」「虚しい感じがした」などの感想が聞かれます。2回目の方は、「楽しく話ができた」「話しやすかった」「楽しく話ができた」などの声が聞かれます。この授業を通してうなずき、相づちを打つことで積極的に聞くことの大切さを学びます。私自身も人前で話をすることが度々ありますが、うなずきながら聞いてくれる人が多いと、安心して話を続けることができるものです。

  では、どうしたらしっかりと話を聞ける子に育てられるでしょうか。聞く力をつけるのに一番効果があると言われているのは、親があれこれと子どもに話しかける前に、子どもの話を親がよく聞いてあげることだそうです。親に自分の話を聞いてもらって育ってきた子どもは、人の話をじっくりと聞くようになります。そして、親が子の話を聞くときには、上述した「うなずき」と「相づち」を打つことでちゃんと聞いているというサインを出すことが大切です。絶対にやってはいけないのは、子どもの話を最後まで聞かずに遮ったり、すぐに言い返したりしてしまうことです。聞く力を育てるためには我慢が肝要です。

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