TOP > 北丘幼稚園での毎日 > 禁止語と命令語は使わない

禁止語と命令語は使わない

  • LINEで送る
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 以前このコラムでも紹介した「子どもの心のコーチング」という本の中に「禁止語と命令語は使わない」という項があります。今回は子どもに愛を教える大きな要素である言葉について、触れてある部分を紹介したいと思います。

 赤ちゃんの頃は、行動範囲が狭いので、保護し、かわいがればよかったのですが、やがて歩くようになると行動範囲が広がり、危険から身を守るために行動を禁止する言葉が増えてきます。さらに親の言葉をよく理解できるようになると、今度は親が望むような行動をさせるために命令する言葉が増えてきます。子どもの心が育つ時期に、彼らが耳にする言葉の多くが、禁止語と命令語になりがちです。子どもの意識を白いキャンパスだとすると、そこが「ダメ、ダメ」「やめなさい」「いい加減にしなさい」「早くさっさとしなさい」「愚図なんだから」「しょうがない子ね」などの言葉で埋め尽くされていきます。これでは、子どもにストレスを与えるだけでなく、否定的なセルフイメージを育てることになります。ですから、肯定的な言葉や思いを書き込んでいくことが自己肯定感を高めるために必要です。

 禁止語と命令語は使わないですむようにするには、子どもの動きを規制しなくてもいい環境をつくることが重要です。触ってはいけないものは、身近に置かないこと、刃物などの危ないものは、年齢に合わせて使い方を教えることです。北丘幼稚園の職員も禁止語と命令語は使わないですむように人的、物的に環境を整えています。

  • LINEで送る
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

お問い合わせ

入園に関すること、園内見学などの
お問い合わせは、こちらまで。

お問い合わせ