昨年の１１月のことですが、松戸市私立幼稚園連合会主催の永年勤続表彰式がありました。中には、勤続５０年という先生もおり、表彰状授与の際に会場から大きな拍手が鳴り響きました。
さて、その表彰式に来賓として出席していた松戸市教育委員会教育長 伊藤純一先生の話の中に「教育はみんなで」というフレーズがありました。「今や担任一人でクラスを見ていくことは難しく、学校に関わる教職員や保護者、地域の方々、関係機関などすべての人々の力をあわせていく必要がある」という趣旨のお話でした。私もまさに教育長のおっしゃる通りだと思っております。文部科学省では、小学校において今後、専科教員を計画的に配置し、高学年の教科担任制を推進していくそうです。現在、市内の小学校では、専科教員というと音楽科くらいですが、英語科、理科、算数科、体育科の４教科についても取り組みを進める考えがあるそうです。小学校でも中学校のように多くの先生方の目で子どもたちを支援していくことが必要な時代となってきています。
幼稚園においても、「教育はみんなで」があてはまります。北丘幼稚園では、すべての教職員が子どもたちに日々声をかけ、かかわりを持とうとしています。子どもたちもバス運転手、添乗員、事務職員を含め、教職員にちょっかいを出しているほほえましい姿をしばしば目にします。これからも保護者や地域の皆様の協力を得ながら「教育はみんなで」を合言葉に教育・保育を進めてまいりたいと思います。
