ラン活

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 先日テレビを視聴していたところ、ラン活について放送していました。ラン活というのは、ランドセル選びのことです。我々の頃は、男子は黒、女子は赤と当然のようにその色を購入し、選択の余地などありませんでした。しかし、今はさまざまな色があり、選ぶのも一仕事のようです。番組では、子ども一人でランドセルを選ぶところを撮影し、親は別室でモニター越しに子どもの動きや表情を観察していました。まず、最初に子どもたちに自分の親が好む色を選ぶように言いました。子どもたちは、みんな親の喜びそうな色を持ってきました。次に自分の欲しい色を持ってくるように言いました。すると、満面の笑みで一目散にランドセルに向かい、先ほどとは違う色のランドセルを持ってきました。番組の制作者は、子どもは親の好みをわかっていますが、親は我が子のことをよくわかっているようで、知らないことが多いのではないかと言っていました。中には男の子で、ピンク色のランドセルを選んだ子もいました。

 幼稚園生にランドセルを選ぶことなどできないという批判の声もあります。親は先のことを考え、本人が困らないように決めているという意見もあります。でも、そうでしょうか。ラン活に限ったことではありませんが、自分の頭で考えさせること、それなりに自分の言動に責任を持たせることは、小さな子どもであっても大切なことだと思います。昨年度、北丘幼稚園の子どもたちを見てきて、一人の人間として、想像していた以上に自分なりの考えを持っていることがわかりました。子どもの声に耳を傾けることの大切さを感じました。これからも子どもに寄り添い、保護者の皆様とともにお子様の支援に当たっていきたいと思います。

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