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幼児期からの運動習慣プロジェクト

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 1月末にスポーツ庁から令和4年度の「全国体力・運動能力、運動習慣等調査」の結果と幼児期からの運動習慣に向けた取り組みについてお知らせが園に届きました。この調査は、毎年4月から7月に全国の小学校5年生と中学校2年生を対象に実施するものです。結果を見ると、令和元年度調査から小中学校の男女とも連続して運動能力が低下していることがわかります。その主な要因は、①1週間の総運動時間が420分以上の子どもの割合は、増加しているものの以前の水準には至っていないこと、②肥満である子どもの増加、③朝食欠食、睡眠不足、スクリーンタイム増加(平日1日当たりのテレビ、スマートフォン、ゲーム機器等による映像の視聴時間)などの生活習慣の変化、④新型コロナウィルス感染症の影響により、激しい運動が自粛されていることなどが考えられます。

 この問題は、調査を行っている小学生や中学生だけの問題ではありません。成人のスポーツ習慣は小学生時に運動を楽しいと感じていたかどうかに強い相関が認められています。さらに、小学生時に運動を楽しいと感じていた子どもは、幼児期の外遊びの回数が多いことがわかっています。このように幼児期の運動習慣作りは、子どもの体力向上はもとより、成人以降のスポーツ習慣や高齢期の健康の保持増進にも大きな影響を及ぼすものです。人生100年時代を迎えるにあたって、生涯を健やかに過ごすためには、運動・スポーツを通じて健康増進や健康寿命の延伸を実現することが不可欠です。

 スポーツ庁では、運動習慣形成プロジェクトと称して、自治体と連携して保護者等への啓発活動を実施する計画が立てられました。私自身も幼児期には、たくさんの運動遊びを経験させ、生涯にわたって明るく元気で、活力ある人間を育てていくことが最も大切であると確信しております。北丘幼稚園では4月から課外になりますが、外部指導者による「体育クラブ」を導入いたします。費用のかかる事業ですが、関心のある方は体験教室も実施されますので、参加してみてはいかがでしょうか。

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