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伸びる子どもは〇〇がすごい①

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 この「伸びる子どもは〇〇がすごい」は、心理学博士の榎本博明さんの書かれた本の題名です。この〇〇 には、何が当てはまると思いますか。一言で言えばこのコラムで何度も登場する「非認知能力(自分の感情をコントロールする力、人とうまく関わる力、目標に向かって頑張る力、苦難を乗リ越える力)」が当てはまります。今回は、このなかで自分の感情をコントロールする力について触れてみたいと思います。

 著者によると、企業では自分の感情をコントロールする力の乏しい若手に手を焼いている上司が増えているとのことです。ちょっと叱かっただけで落ち込んで仕事が手につかなかったり、むっとした表情で言い訳したり、翌日から休んでしまったり、逆ギレして騒ぎ立てたり……。これらは幼児期・児童期に友達とのかかわりを十分に経験せずに育ってきたことが一因であると考えられています。親は子どもに合わせてくれますが、友達はそうはいきません。それぞれが自己主張するため、思い通りにいかないことが頻繁に起きます。わがままな友達に腹が立つこともあり、けんかになることもあります。友達を泣かせてしまったり、反対に泣かされたりといったことも起こります。我慢することもたくさんあるでしょう。そういった様々なやり取りを経験することによって、相手の気持ちに共感することや自分の感情をコントロールする力が身についていきます。

 したがって、やはり幼いころから遊びを通して友達とのやり取りを十分に経験させておくことが将来を見据えると、とても大切なことになります。

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