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もう「はやくして」と言いわないでOK

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 11月11日の松戸市民会館で開催される松戸市幼児教育振興大会(今年度はオンライン開催となります。要項を月曜日に配付いたしますので、ぜひご参加ください。)で講演をされるカリスマ保育士と言われている「てぃ先生」をご存じでしょうか。先生は松戸市の出身で現役の保育士として仕事をするかたわらその専門性を活かし、子育ての楽しさや子どもへの向き合い方をメディアで発信しています。私もたまたま見ていたテレビで先生のスゴ技に感激し、すぐに本を購入しました。保育士が当たり前にしているコツやハウツーを親に伝え、子どもが自分で動いてくれるようにする方法がたくさん記されています。

 その著書の中から一つ。小さな子どもと過ごしていると「はやくして」という言葉を頻繁に発するのではないでしょうか。振り返ると自分もそうでした。かたづけの場面でよく言いそうなことです。「てぃ先生」は、かたづけで困ったらおすすめの方法として、バケツリレー方式を紹介しています。子どもに「一緒にかたづけよう」と言っても乗り気になれないとき、子どもがおもちゃを運ぶ係、親がかごに入れる係に分かれて、親が「持ってきてください」というだけでおもしろいほど進むそうです。途中で係を交代するのもよいそうです。こうすることで「自分の任されたことはしないと」という責任感が自然に育ちます。やり終えたという満足感や達成感も得られることでしょう。

 子どもの特性をとらえて、ゲーム化したり、具体化したり、スモールステップにしたり、小さなことでもほめたり、アイメッセージを送ったりすると大きな声を出して子どもを叱らなくて済むようになります。北丘幼稚園の職員も子どもたちが園庭で遊んでいて教室になかなか戻らないとき、「早く教室に入りなさい」ではなくて「ようし、教室まで先生と競走ね」と言って、子どもの動かし方を工夫しながら指導している姿を目にします。

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