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小学校への移行をスムーズにするには②

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   前回は幼小の接続に関する問題について、その概要と行政面での対策について記しました。自分の子どもが、不適応を起こすと、一番つらいのは本人ですが、親や周りの人たちの心労は計り知れません。なんとか、できるものなら回避したいものです。それでは、小学校入学までに親としてどんな子育てをしていけばいいのでしょうか。

1 基本的な生活習慣を身につけさせる
 あいさつをする、食事をする、着替える、トイレに行く、身の回りを整理整頓などの基本的な生活習慣は、一人でできるように意識させる。
2 時間を意識させる   
 小学校では、自分で時計を見て行動したり、教師に時刻を指示されたりすることが多くなります。生活の中で「長い針が9のところにきたら、食事を終わりにしよう」「長い針が5から9まで部屋の掃除をしよう」など時間や時刻の感覚を身につけておく。
3 マナーを意識させる
 電車やバスあるいは病院など公共機関では、騒がない。道路を渡るときには左右を確認する、右側通行するなどの交通マナーを教える。日常生活の中でも、その時々に応じた言葉をかけ、親が手本となるようマナーを意識させていく。
4 椅子に座る習慣をつけさせる
 今まで床に座って取り組んでいた例えば塗り絵やお絵かきなどを少しずつ椅子に座って行えるようにする。椅子に座ることに慣れさせていく。
5 相手に気持ちを考えさせる
 人とコミュニケーションをとる機会を多くし、その時に自分がされて嫌なことはしないように親が言葉をかける。
6 いろいろなことに興味関心を持たせる
 学ぶことの楽しさを知ると、先生の話も意欲的に聞くことができる。様々な体験をさせることが大切である。
7 自分で考えて行動させる
 小さな事柄でも子ども自身の頭で思考判断させ、行動に移させるようにする。
 
 私は、基本的な生活習慣を身につけさせることが一番大事であると思います。入学後に不適応の兆候を感じたら、学校やスクールカウンセラー、スクールソーシャルワーカー、市の行政機関などに早めに相談するのがベストです。
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