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プレイフルラーニング

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 学研総合研究所が調査した「小学生の好きな教科、嫌いな教科」によると、一番好きな教科では、体育が1位で21.7%、2位が算数と図画工作で17.7%、4位が音楽の8.8%。反対に嫌いな教科は、算数が1位で22.8%、次に国語が18.4%、体育が8.1%。体育と算数は、できる、できないがはっきりとしているためか、好きな教科、嫌いな教科の両方で上位に来ています。今回は、算数に着目して、今井むつみさんの考え方(著書 学力喪失より)を紹介します。

「子どもが14人、1列に並んでいます。ことねさんの前に7人います。ことねさんの後ろには何人いますか?」という小学校1年生の問題を3~5年生に出したところ、なんと3年生の正答率が28.1%、4年生の正答率が53.4%、5年生の正答率が72.3%という結果でした。誤答の中には147714×798など問題文の数字を出てきた順に使った答えが頻繁に見られたそうです。この問題に限らず、計算はできても文章題になると躓いてしまう子が多いことがわかりました。数字や演算記号の意味がわかっていない、つまり、「生きた知識」になっていないと言えます。

 それでは、どうしたら良いのでしょうか。今井さんはプレイフルラーニングという理論を紹介しています。プレイフルラーニングとは、遊びを通じて学ぶことを指します。子どもが楽しみながら身につけるという理論です。遊びは生活と深く結びついています。遊びの中で言葉や記号を使う。数や量を比べて競う。遊びの中には探求していくための種がたくさんあります。例えば、生活の中で、食べ物のとりわけ、お菓子の配分、調味料の割合、ジュースを薄めることなどなど。日常の生活経験と紐づけることが大切だと述べています。まさに幼稚園教育で最も大切にしていることと一致しています。

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