
2学期がスタートしました。幼稚園に子どもたちの元気な声が響き渡っております。夏休み中にいろいろな体験をして、一回り大きくなったように感じます。
さて、幼稚園の子どもの中に友達のお母さんを見かけると、近寄ってきて挨拶や言葉を交わしている子がいます。声をかけられたお母さんの方もとてもうれしそうに言葉をかけてくれます。そんなほほえましいとても素敵な光景に出くわすことができたときは、心が温まる思いを感じます。子どもにとっては、たくさんの大人と接することは、年齢の近い子どもや自分の親と接することとは違ったさまざまな影響を受けるものです。
第一にたくさんの大人との交流を通して、子どもはさまざまな価値観や考え方を学べます。それぞれの大人が異なる経験を持っているため、柔軟な思考力が養われます。第二に異なる年齢や役割を持つ大人と関わることで、社会的なルールやマナーを自然に身につけることができます。さまざまなコミュニケーションスタイルに適応する力も身に付きます。第三に多くの大人から褒められたり、認められたりする経験は、子どもの自己肯定感を高めます。さまざまな形での励ましやサポートが、自信を育む土台となります。第四に親以外の大人からも支えられることで、安心感を得て、子どもが新しい挑戦をする際に心強い後ろ盾にもなります。
北丘幼稚園の職員も大人の一人として、常に園児に声をかけ、励まし、子ども達に安心感を与え、褒めることによって自己肯定感を高めることに尽力しています。保護者の皆様もぜひたくさんの子ども達にいろいろな場面を通じて声をかけて欲しいと思います。