
明けましておめでとうございます。今日から幼稚園が始まりました。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
さて、今年は巳年。「巳」は十二支の6番目で、蛇を表します。蛇は、古来より豊穣や金運を司る神様として祀られ、神聖な生き物として認識されてきました。たくましい生命力があり、脱皮をするたびに表面の傷が治癒していくことから、医療、治療、再生のシンボルにされています。また、運気を上げる縁起物としては定番となっており、蛇の登場する夢を見ると吉兆とされています。蛇の抜け殻を財布に入れて持ち歩くと金運が上がるともいわれています。
令和になって早いもので7年目となります。「子どもを伸ばす言葉 実は否定している言葉」の著者 天野 ひかりさんは、令和の子育ては、昭和・平成の時代の子育てとは変えていくべきであると述べています。例えば、子どもが遊びに夢中になって、夜なかなか寝ないとします。そんなときに昭和・平成の時代なら「もう遅いから早く寝なさい」と怒ってから寝かせる家庭が多かったのではないでしょうか。今の親世代もこう育てられ、同じように怒って寝かせようとしている家庭が多いのではないかと推察します。しかし、未来を生きる子ども達には、なによりも自分で考えて自律する力・自己肯定感を育むことが重要であるとされています。それは親が受けてきた教育とは、違う教育をする必要があるということです。
では、どうすればよいのでしょうか。怒るのではなく、子どもが自分で決断する方法を考えます。この例では、まず、子どもの遊びを認め、「8時になったら、お布団に入って、○○の話をするから……」と、楽しみな提案をします。大事なのは「怒って寝かせる」よりも「自分からお布団に入りたい」と思えるようなポイントを探すことです。子どもの好みや年齢によってどんなことが楽しみとなるかは、会話を重ねて探していく必要があります。先の見通せないVUCAの時代を力強く生き抜いていく力をつけさせるために、令和の子育てを実践していく必要があるのではないでしょうか。