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甘えさせ方で子どもは変わる①

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 甘えさせるとわがままになるのではないか、自分で行動できない子になるのではないかと不安をもつ親御さんも少なくないかと思います。PHPのびのび子育て「9歳までの甘えさせ方で子どもは変わる」と言う著書の中で、臨床心理士の窪田容子さんは「甘えさせ」と「甘やかし」とは違い、子どもにとって、十分に甘えさせられることこそが、何より必要だと言っています。甘えさせるときに大切なのは、一緒にいて欲しい、わかって欲しいという子どもの気持ちに寄り添うことで、気持ちに寄り添ってもらった子は、ありのままの自分が受け入れられ、愛されていると感じます。これは、自分は大切な存在であるという自分への信頼感へとつながり、同時に寄り添ってくれる親への信頼感へと広がっていきます。自分と他者への基本的信頼感を育むことができれば、子どもは安心して親から自立することができます。甘えられることが、生きていくために必要な力を育んでいくものですと。

 また、家族カウンセラーの宮本まき子さんは、子ども時代に十分に甘えさせてもらえた子は、自己肯定感があり、社会性や協調性が育ち、幸せな人生を送ることができると言っています。ここで言う「甘えさせる」と言うのはスキンシップも含めた「愛情のシャワー」のことで、溺愛やわがままの黙認とは別のものです。わがままな欲求には、適切な対応で助長させないようにして、自己抑制力をつけさせることが大切であると述べています。

 北丘幼稚園の先生方を見ていると、実に上手に甘えさせていると感心させられます。子どもが泣いているとき、寄り添って欲しいときにハグしたり、抱っこしたりしている姿をよく目にします。小学校畑の私からすると、これが幼稚園の先生の一つの姿だなと感じさせられる一コマです。

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