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子どもの好きなものに共感できないときは

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 春になって、虫好きな子どもたちは、虫かごをもって幼稚園の中で虫探しを始めました。そして、捕まえたダンゴムシやアリ、カマキリ、バッタ、テントウムシなどの虫を先生や送迎の保護者に見せに来ます。しかし、大人の中には、正直、虫が苦手で見たくもないという人も少なくありません。帰るときに「家に持って帰って、飼いたい」という子どもを「それはやめて」と必死に拒んでいる親の姿を見ることもあります。

 子どもの言いかえ辞典の著者である小川大介さんは、「子どもが興味を持っていることに、親も同じように関心を持つ必要はない」と言っています。「何でこんなものが好きなの?気持ち悪い」とか「そんなものばかり見てないで、もっと別の楽しみを見つけて」など否定的な言葉を発しなければいいそうです。人間一人一人性格が違うように、興味を持つ対象はそれぞれです。お子さんが虫に興味があるなら「この虫が好きなのね」と認めてあげればいいことで、一緒になって好きになる必要もないし、逆に否定する権利もありません。「○○は虫を見ている時の目がキラキラしている」「○○は虫の話をするときは楽しそうね」など見たままのお子さんの姿を伝えてあげれば、子どもも喜ぶし、親にも無理はありません。虫嫌いの方は、虫を観察するのではなく、お子さんの楽しい顔を見て眺めていればいいそうです。

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