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励ましを受けて育った子は

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   今年度も残り少なくなってまいりました。特に年長児は、幼稚園生活が秒読みの段階です。卒園式の練習も始まりました。やり残したことのないよう充実した日々を過ごしてほしいと望むばかりです。

 さて、加藤諦三さんの書いた「子どもを伸ばす魔法の11か条 アメリカンインディアンの教え」という著書があります。その中に「励ましを受けて育った子は、自信を持つようになる」という項目があります。ここで最も重要なのは、「励ましが自信を失わせることのないようにすること」です。親が子に与えるよくないメッセージとして、「~するな」があります。このメッセージは何かにつけて恐れている親によって与えられると言われています。親自身に恐怖心があるため、子どもが何をするのかが怖くて仕方ないので、あれをしてはいけない、これをしてはいけないと子どもに注意をします。木登りをしていれば危ないと言ってやめさせ、ガラスに近づけば壊れるから危ないと叱り、火に近づけばやけどすると言って騒ぎ立てます。やがて、子どもは自分のすることで安全なものは何もないと感じるようになります。そして、このまま大人になると、自分では何も決められない優柔不断な人間になってしまいます。

 著者の加藤諦三さんも親の役目というのは、危険から遠ざけておくことではなく、けがをしたときの備えとして、絆創膏をもって子どものやることを見守ってやることであると記しています。

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