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主体的に選択させる

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   新しい年が始まるにあたって、この1年間の目標やお子様の将来の夢を親子で話し合ったご家庭もあるかと思います。先日、新聞に掲載された栄光ゼミナールという進学塾の「家庭での新年の目標・抱負に関する調査」によると、小学生の54.2%、中学生の40.2%が1年の目標を決めていると回答しました。そして、保護者自身が目標を決めていた家庭(51.8%)では、目標を決めていた子どもの割合が15ポイント高くなっていたそうです。つまり、親自身が目標や夢を抱き、チャレンジする姿勢を子どもに見せることが大切です。そのことが何より子どもにとっての励みや刺激になります。

 子どもに目標を立てていくうえで、注意しなければならないことは、途中経過をプラスに評価することと、できなかったことではなくできたことに注目させることです。子どもは成功体験をプラスに評価されることで、「自分はできる」と自信を持ち、さらに頑張ろうと思う好循環に入っていけると言います。目標を自分で決めるのがまだ難しい子どもには、親が選択肢を示して、その中から本人に選ばせることが大切です。子ども自身が主体的に選ぶことが継続への第一歩となります。

 小中学校では、キャリア教育の学習の中で、将来の目標を考え、紙に書き表します。それを各家庭に持ち帰り、見える場所に貼るように指示する教師もいます。その目標は、学年を経ることによって変わってもかまいません。目標(ゴール)を掲げて、そこから逆算して、今は何をしたらよいか、今は何ができるのか、考えて実行に移すことが大切です。長年の教員生活から、目標を持っている子どもからは強さを感じさせられます。

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