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子どもの想像力を伸ばすために

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 子どもたちと話をしていると、「どうして~」「なぜ~」と質問をしてくれることがあります。そんな時には、どのように答えるのがベストと言えるでしょうか。以前にもご紹介した内田 伸子氏の著書「子どもの見ている世界から」で紹介している方法について記したいと思います。

 子どもは、5歳頃から質問期に入ると言われています。「どうしてお風呂に入ると手は軽くなるの?」「なぜ鼻は、においをかげるの?」など質問をしてきます。そんな時には、すぐに答えや解説を先回りして与えるのではなく、「どうしてだろうね」「なぜかしらね」と子どもに質問を返して一緒に考えることが、大切です。すると、子どもが自分の頭で考え、対策を絞り出してきます。先ほどのお風呂の例だと「お風呂って、あったかいから、下から手を持ち上げているんじゃない」などの自分なりの答えを出してきます。「ああそうかもしれないね」など、例え答えが違っていたとしても考えて出したことほめてあげてください。こうした会話のキャッチボールで子どもの考える力が育ってきます。

 小学校でも主体的・対話的で深い学びのある授業が大事にされています。大人が子どもにかわって簡単に教えてしまっては、想像力は育っていかないでしょう。大人は子どもに理由や論拠を考えさせるチャンスを与えるべきです。大人の先を見通した援助を得て、子どもの想像力は育まれるものです。

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