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伸びる子どもは〇〇がすごい②

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 心理学博士である榎本博明さんの著書「伸びる子どもは〇〇がすごい」の中から今回は、著者が最重要課題としている「苦難を乗り越える力」について取り上げてみたいと思います。

 苦難を乗り越える力を大きな視点から見て「レジリエンス」という言葉に置き換えています。レジリエンスとは、復元力と訳され、困難な状況でも諦めずに頑張り続ける力、挫折しても立ち直っていける力を指します。著者によると、学生と接していると我慢ができずに諦める者、どうせ無理だと言ってやらずに投げ出してしまう者、思い通りにならない状況に耐えることができず、すぐに「心が折れた」と言い出す者が最近少なくないそうです。

 では、幼少期にどのように子育てや教育をしていけばよいのでしょうか。大事なことは、挫折しないように守ってやることではなく、挫折を経験させつつ、挫折に負けない力をつけさせることです。そのためには大人が先回りして障害を取り除くのではなく、小さな失敗を子どもに経験させることが必要です。そして、4月にこのコラムで記し、北丘幼稚園の職員室に掲げられている「まつ」姿勢がやはり大切です。「伸びる子どもは、苦難を乗り越える力がすごい」身近な大人がモデルとなってレジリエンスを高めていく姿勢を子どもに見せることが重要であるとのことです。

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