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自発性を高める接し方

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自発性を高める接し方

   北丘幼稚園の職員室一番目立つところに大きな文字で「まつ」と書かれた紙が貼ってあります。これは子どもを育むうえで、「まつ」ことを大切にしている表れです。

   幼児は、いろいろなことに興味を示し、試みようとします。例えば、大人が靴の紐を結んでいるのを見て、自分でもやってみようとします。一生懸命に試みているにもかかわらず、「あなたにはまだ無理だから」と言って、親が急いで結んでしまうのはいかがなものでしょうか。子どもにやらせると時間がかかるため、ゆとりがないと、親がさっさとやってしまう家庭が多いのではないでしょうか。これでは、せっかくの貴重な学びの時間が失われてしまいます。

   何でも親が先回りして、子どもが困らないように教えすぎたり、手伝ってしまったりしていては、自発性が育ちません。大人になっても自分の頭で考えられずに、マニュアルにそって行動することだけしかできない人になりかねません。AIがますます発展していく中、世の中で本当に必要とされる人は、自分自身の頭で考えて行動する人です。特に子どものうちは、ものごとを型にはめるのではなく、多角的・多面的に考えたり、いろいろなやり方を試行錯誤したりして、想像力を働かせる機会を作ることが大切です。そのために大人の我々は、危険でない限り、できるだけ口出しをせずに子どもの自発的な動きを見守る「まつ」姿勢が求められるのです。

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