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甘えさせ方で子どもは変わる②

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 以前掲載したコラムに引き続き、PHPのびのび子育て「9歳までの甘えさせ方で子どもは変わる」の著書の中に掲載されている年齢・ケース別対処方法について、幼児期の部分の概要を記します。以下は、家族カウンセラー宮本まき子さんの理論です。

 幼児期の子どもには、やるべきことをやろうとしないことがあります。3歳になれば、衣食寝と、一通り、身辺自立ができるはずですが、ときに「食べさせて」「ボタンとめて」「寝るのにトントンして」などと赤ちゃん返りをすることもあります。全身で甘えたいオーラを出している時には、とりあえず言うとおりにしましょう。乳児扱いしていると、そのうちに飽きて言うのを止めます。単に親を使って楽しみたいだけなら、忙しいふりをして「もう少し待っててね」とさりげなく手を抜きましょう。5,6歳になると好きではないことに「やりたくない」と意思表示します。一見わがままに見えますが、自己主張も大事な成長であり、好きなことなら目を輝かせて、没頭する時期でもあります。学齢前のこの時期は、「集中力」や「やり抜く力」を伸ばすチャンスなので、大人がギャラリーやサポーター役になって、ほめたり、驚いたり、手伝ったりすれば、完成時の達成感もひとしおとなります。

 いかがでしょうか。言うのは簡単ですが、実際にはこれがうまくいかないのが、実際のところではないかと察します。しかし、人として当たり前のことができるように育てるためには、必要な甘えを受けとめ、わがままを助長させないようにしていくことが大切であると思います。

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