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やり抜く力

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 もうすぐ北丘幼稚園にも元気な子どもたちが戻ってまいります。本年度もホームページを通して、いろいろな情報を提供していきたいと思います。年度のはじめですので、幼児期に最も大切であるとされている非認知能力(誠実さ、忍耐強さ、やり抜く力、社交性など)について記しておきたいと思います。

 子どもを物事に取り組ませた際、うまくいかずにすぐにあきらめてしまう子と粘り強く取り組める子がいます。経験上この違いはとても大きいと言えます。私は、非認知能力のなかでも特にこの「やり抜く力」が最も重要であると感じています。ペンシルバニア大学の心理学者ダックスワース准教授は、やり抜く力を「非常に遠い先にあるゴールに向けて、興味を失わず、努力し続けることができる気質」と定義しました。陸軍師範学校の厳しい訓練に耐え抜くことができる候補生、英単語の全国スペリングコンテストで最終ラウンドまで残る子ども、貧困地域に配属された新米教師で、学年末までに学力を向上させることができた教師など全く異なる状況で、求められる能力はバラバラのように見えますが、実は成功する人は、やり抜く力の高かった人たちだそうです。才能があってもやり抜く力がないために成功に至らない人も少なからずいたとのことです。

 それでは、どうすれば、やり抜く力を伸ばすことができるのでしょうか。第一に「自分のもともとの能力は生まれつきのものではなくて、努力によって後天的に伸ばすことができる」ということを信じることです。そして、なによりもいろいろな体験を積むことです。幼稚園に当てはめると、やはり運動遊び等を通して、他の子どもたちとかかわるなかで、さまざまな経験をしていくことが重要です。北丘幼稚園には、広い園庭と楽しい遊具があり、一緒に遊ぶ友達や先生がいます。先生方は子どもたちが喜ぶような楽しい行事をたくさん計画しています。何かをやり抜くことができたという経験をたくさん積ませたいと思います。そして、モットーであるのびのびとした子どもたちを育むために精一杯努めてまいります。今年度もご支援・ご協力をどうぞよろしくお願いいたします。

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