TOP > 北丘幼稚園での毎日 > 子どもロコモ

子どもロコモ

  • LINEで送る
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

   先日の読売新聞の記事に「子どもロコモ」について掲載されていました。「ロコモ」とは、ロコモティブシンドローム(運動器症候群)の略で、中高年に多く、加齢で足腰が衰え、運動機能が低下する状況をさします。しかし、日本臨床整形外科学会が2020年に調査した結果、なんと約10パーセントの子どもたちにロコモの初期症状があらわれていました。「階段をのぼりづらくなった」「速く歩けなくなった」「つまずきやすくなった」といった症状を訴える子どもたちが増えてきているそうです。それとともに県内の小中学生を対象にしたスポーツ庁の調査でも体力に関して、昨年度の数字が過去最低だったと記されていました。原因は、新型コロナウィルス感染が2020年以降拡大し、外出や運動の機会が減ったためと考えられています。日本臨床整形外科学会では、放っておくと、大人になってから腰や首を痛めやすくなり、ロコモになる可能性が高まると警鐘を鳴らしています。私自身も小学校教育を通じて、体育、スポーツにずっと携わってきましたが、子どもたちの将来を考えると、これは危機的な状況にきていると感じております。

   記事では予防策として、幼いころから姿勢を正し、肩甲骨や股関節を動かすストレッチを呼びかけています。市をあげて、子どもの体力をつける取り組みを実施しているところもあります。楽しく運動する中で体力をつけることがますます重要視されていることに間違いありません。北丘幼稚園では、運動遊びを通して、人間形成の基礎を培うことを教育・保育の方針にしています。今後も広い園庭で友達や先生と思う存分のびのびと遊ぶことを通して、体力・運動能力の向上はもとより、健康な体づくり、意欲的な心の育成、社会適応力、認知的な能力を養っていきたいと思います。

  • LINEで送る
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

お問い合わせ

入園に関すること、園内見学などの
お問い合わせは、こちらまで。

お問い合わせ