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食べたいもの、好きなものが増える子どもを育むために

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   表題の「食べたいもの、好きなものが増える子どもを育むために」は、先日行われた松戸市私立幼稚園連合会主催の研修会で、講師の白梅学園大学 林 薫 先生の講演の題名です。給食の時間に子どもたちの食べている様子を見ていると、なかなかスプーンや箸を持つ手が動かない子がいます。偏食の子どももいます。食のことで悩んでいるご家庭も少なくないのではないかと推察いたします。

 林先生のお話の中からいくつか紹介させていただきます。幼児期に子どもの偏食があるのは当たり前で、大人になるにしたがって変わってくるもの、だから気長に待った方がいい。我々大人も子どもの時に食べられなかったものが、ある時から急に食べられるようになることがあるようにチャンスは無数にある。もし、苦手なものにチャレンジさせようとするなら、物事がうまく進んでいる時に行った方がいい。食に関わる楽しい経験をさせると、楽しい雰囲気の中で、思わず食べてしまうことがある。子どもが食事に集中できる時間は20分、長くて30分。それを過ぎると「もういいの」と大人が声をかけてくれるのを待っている。食べなければ、おなかがすくという経験も必要である。

 お話を聞いて、食事場面で心地よい環境づくりをしてあげることが大切であると思いました。カリスマ保育士てぃ先生は、ニンジン嫌いの子どもたちに対して「今日は伝説のニンジンが手に入った」と言って、子どもにそれを見せてから調理したり、レストランの前菜のように「サラダでございます」といって苦手な野菜の入ったサラダをはじめに出したり……。とにかく楽しい雰囲気、環境づくりに知恵を絞っています。そういえば、先日、年長組の園児は、自分で育てた二十日大根を家に持ち帰りました。きっと、おいしくいただくことができたのではないでしょうか。

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