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これからの子どもに求められること

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   日本の将来の人口を予測する書物を読む機会がありました。人口が減少することによって、公共サービスが低下する。高齢者を支えることが難しくなる。空き家が増加して、治安も悪くなるなど数々の課題が指摘されていました。総務省のデータによると、我が国の生産年齢人口(15歳~64歳)は、少子高齢化の進行によって1995年をピークに減少しており、総人口も2008年をピークに減少に転じています。2020年の国勢調査によると、総人口は1億2623万人、生産年齢人口は7509万人です。国立社会保障・人口問題研究所の将来推計によると、総人口は2030年には1億1913万人、2053年に1億人を割り、2060年には9284万人にまで減少すると見込まれています。同様に、生産年齢人口は2030年には6875万人、2060年には4793万人にまで減少すると予測されています。このような人口及び生産年齢人口の減少は、これからの日本に大きな影響を与えることは間違いありません。また、人工知能の発達によって便利な社会になることが予想されます。しかし、一方では65%の子どもたちが将来、今は存在しない職業に就く。半数近くの仕事が自動化されるといった不安要素も指摘されています。予測困難な複雑で変化の激しい社会、グローバル化が進展する社会にどのように向き合い、どのような資質・能力を育成すべきか。子どもたち一人一人が幸せな人生を生き抜くために真剣に考えていかなければならない時期にきていると思います。

   幼稚園教育要領では、主体的な活動を促し、幼児期にふさわしい生活をすることが求められています。我々大人は、子どもに対して、人工知能にはできない日々の生活の中で得た知識を活用させることと、他者への思いやりの気持ちを育むことがこれから最も大切になってくるのではないでしょうか。

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