金曜日に開催された松戸市幼児教育振興大会(オンライン開催)を視聴され、「てぃ先生」の話に元気をもらったかたもいるのではないかと思います。一言で言えば親御さんには、心にゆとりをもって子育てに当たってほしいという内容でした。グラスタワーをたとえに話をしていました。一番上のワイングラスは親御さん、二番目のワイングラスはお子さん、ふつうは、一番上のグラスが満たされると二番目のグラスにいくものですが、お子さんのためと思い、頑張りすぎてしまう人は、二番目のグラスから注いでしまいます。そうすると、一番上の自分のグラスは空となり、親御さんは疲弊することになります。心にゆとりをもって、まずは自分のグラスを満たしていきましょう。親御さんが満たされることで、子どもにとってもいい影響を与えますと。全くその通りで、教員も自身が元気でないと元気な子どもは育てられないのと同じです。
では、そのためにどうしたらよいのでしょうか。それには、時間的な余裕を持つこと(例として、家を出るときに靴を履かない子に、イライラするのではなく時間をかけてあげる)、駄目なことより良い情報を与えてあげること(例として、走ったらダメではなく、歩こうよ)をあげていました。
また、冒頭ではこんな話をされていました。子育てについては、世の中にいろいろな情報があふれていますが、どうしても自分に都合のいい情報、自分に心地よい情報のみ取り入れてしまう傾向がみられます。しかし、そうすることで視野が狭くなり、子育てに困ったときにどうにもならなくなります。だから、自分とは価値の一致しないものも見て、別の角度から試みることが大切ですと。これは子育て以外のすべてこのことに言えることだと思いました。