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遊びの大切さ

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 人生100年時代と言われていますが、その100年の土台を築くのは、たくさんのことをスポンジのように吸収できる幼児期であると思います。この時期には、自分の感情をコントロールする力、人とうまく関わる力、目標に向かって頑張る力、苦難を乗り越える力(これらを総称して非認知能力と呼んでいます)がぐんぐん伸び始めると言われています。

 1つ例を上げさせていただきます。マシュマロ実験という有名なテストがあります。被験者が、4歳の子どもの目の前にマシュマロを1つ置いて、こう言います。「私が部屋に戻ってくるまで、これを食べるのを我慢できたら、もう1つ上げるよ。」そして、被験者は部屋を出て、15分後に戻ってきます。そうすると、約3分の2の子どもは、我慢できずに目の前のマシュマロを食べてしまいますが、残りの3分の1の子どもは、15分間我慢し、2つ目のマシュマロを獲得することができたそうです。我慢できた3分の1の子どもは、その後の追跡調査で、大学進学時の点数が高く、学業が優秀であり、健康的な生活を送ることができているそうです。

 この実験から、衝動的な行動をコントロールすること(自己制御能力)がいかに大切であるかがわかります。例にあげた自己制御能力を含めた非認知能力は「遊び」の中で養われるそうです。失敗したり、我慢したり、譲ったり、挑戦したり、仲よくしたり、時には喧嘩をしたりしながら育まれていくものです。

 北丘幼稚園は、長年遊びや運動、体験活動に力点を置いて、のびのびとした子どもを育てることを目標にしております。お子様の非認知能力の向上を目指して、我々職員とともに力を合わせていきましょう。どうぞよろしくお願いいたします。

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